ウォーカープラス

スーパー銭湯や街なかの銭湯に比べて、サウナがメインのサウナ施設は初心者にはちょっとハードルが高い。サウナ好き=サウナに慣れた人が行くイメージが強いからだ。そんななかでも東京・渋谷にあるSAUNASは、アクセスのよさと多彩なサウナ体験ができることから、日々、いろいろな人が訪れているという。多彩なサウナとはどういうことなのか。本当に初心者でも楽しめるのか。実際に行ってみた。


渋谷駅から程近い場所にあるSAUNAS


渋谷駅の程近くにある9つのサウナを持つ施設


2024年9月には日立とのコラボイベントも実施


SAUNASがオープンしたのは2022年12月。ドラマ化もされた漫画「サ道」の作者であり、サウナ・スパ協会公認の日本サウナ大使としても活躍するタナカカツキさんがプロデュースしたことでオープン前から大きな話題となった。オープン後は、趣向を凝らした8種9つのサウナと、2種4つの水風呂、それぞれの気持ちよさと満足感で多くの利用者の気持ちを満たし、さらに注目を集めることに。


女性は奇数日に西側の「WOODS」


SAUNASには、西側の「WOODS(ウーズ)」と東側の「LAMPI(ランピ)」があり、日替わりで男女が入れ替わる。つまり2日続けてあるいは、奇数日と偶数日を利用すると、SAUNASのすべてのサウナ、水風呂を体験できるという、すてきなシステムになっている。片側だけでも3または4つのサウナがあるのに、すべてのサウナを性別に関係なく堪能できるのは、タナカカツキさんのサウナ愛にほかならない、と思う。


「WOODS」の2階にある「HARMAA」


さっそく片側ずつ紹介しよう。SAUNASは1階が受付とレストラン(休憩スペース)になっていて、階段を上った2階がサウナ入口。まずは女性が奇数日に利用できる「WOODS」へ。脱衣所にあるタオルを持って中に入る。最初にシャワーブースがあり、ここで体と髪を洗う。濡れた体はタオルで拭いて、髪をまとめたら、「HARMAA(ハルマー)」へ。HARMAAは灰色という意味で、サウナ室がグレーになっている。


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