ウォーカープラス

すっかりウインターシーズンの風物詩となったイルミネーションイベント。全国各地でさまざまなイルミネーションが夜空を彩る中、演出の傾向やトレンドはその年ごとに移り変わる。ウォーカープラスでは全国約700カ所のイルミネーションイベントのデータベースをもとに、2024年シーズンのトレンドを分析。そのポイントや、トレンドを反映したイルミが楽しめる会場を紹介したい。


今シーズンのトレンドは「体感型イルミ」「作品コラボ」「マッピング・映像演出」


2024-2025年シーズンのイルミのトレンドを紹介(画像はさがみ湖イルミリオン さがみ湖 MORI MORI) 画像提供:富士急行株式会社


2024年シーズンのイルミネーションの中で、トレンドの一つと呼べるのが「体感型・インタラクティブ」のイルミ。来場者の動きに合わせてイルミの色が変化する仕掛けや、音・音楽が連動するものなど、ただ見るだけではなく、自分の行動へのイルミネーションの反応を楽しめる双方向のコンテンツを取り入れたスポットが少なくない。対応するイルミネーションも、ツリーの装飾やピアノ型のものなど独創性を感じるものが多いのもポイント。また、ミストやしゃぼん玉を使用した演出など、光や音以外に五感を刺激する方向性のイルミもある。


二つ目に挙げられるのは、キャラクター・作品とコラボレーションしたテーマ性のあるイルミネーションだ。映画の物語やゲームのキャラクター、2.5次元グループなど、作品の世界観や人気キャラを盛り込んだイルミは遊び心が満載。小さな子どもも喜ぶこと間違いなしで、家族連れにもおすすめだ。


三つ目は、毎年新たな技術が導入されパワーアップする、プロジェクションマッピングや映像を取り入れたイルミ。プロジェクションマッピングは映像がただ投影されるだけでなく、3Dマッピング技術で建物やオブジェクトの立体感を活かした演出も増加。また映像コンテンツでは、デジタルサイネージの映像とイルミネーションが連動する仕組みが施されたスポットも登場している。


体感型・インタラクティブイルミネーション


■【東京都】サンシャイン水族館 マリンガーデンイルミネーション


【写真】都会のオアシスならではの夜の情景を作り出す/サンシャイン水族館 マリンガーデンイルミネーション 画像提供:サンシャインシティ


サンシャイン水族館 屋外エリア「マリンガーデン」のイルミネーションが2024年7月19日よりリニューアル。マリンガーデンでは、空の移り変わりの様子をイメージした美しいイルミネーションで、心落ち着く都会のオアシスを堪能することができる。また、20分に1回ミストを使用した演出も行うことで、幻想的な空間を作り上げる。極上の大人リゾートを感じさせる、幻想的で潤いに満ちた水と光の世界に囲まれた癒やしの空間だ。


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