正月には雑煮やお汁粉、そして鍋料理などで「餅」を食べる機会が多くなるもの。かつては、家族や親戚が集まって餅つきをし、つきたての餅をみんなで楽しんだ思い出がある人もいるだろう。
もっとも、「サトウの切り餅」など個包装の餅商品が主流となった現在では、「餅はスーパーやコンビニで購入するもの」というイメージが強いかもしれない。
そこで今回は、個包装商品の登場が餅文化に与えた影響とその現状について迫るべく、サトウ食品株式会社 経営企画部の浅川梨乃さんに話を聞いた。
「サトウの切り餅」の登場以降、大きく変わった餅文化
1983年に業界初の個包装商品「サトウの切り餅つきたてシングルパック」が発売されて以来、スーパーやコンビニで餅を購入する人が増え、昨今ではすっかり当たり前の光景となっている。その結果、餅つきを目にする機会が少なくなったように感じられるが、実際のところはどうなのか?