ウォーカープラス

2025年3月28日より全国公開された「ベイビーガール」。スタジオA24とオスカー俳優ニコール・キッドマンがタッグを組み、新しいエロティック・エンターテインメントに挑んだ本作。公開前に試写で観た本作の感想を紹介(以下、ネタバレを含みます)。


映画「ベイビーガール」のメイン写真 (C) 2024 MISS GABLER RIGHTS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.


【ストーリー】


ニューヨークで起業し、CEOとして大成功を収めたロミー(ニコール・キッドマン)は、舞台演出家の優しい夫ジェイコブ(アントニオ・バンデラス)と2人の娘と、誰もが羨む暮らしを送っていた。


だが、ロミーはたった一つだけ満たされない渇きを抱えていた。


ある日、出社しようとしたロミーは、飼い主の手を離れて道路を暴走する大型犬に飛びつかれそうになる。すると、若い男が一瞬で犬を落ち着かせ、飼い主へと引き渡す。


彼の名はサミュエル(ハリス・ディキンソン)、ロミーの会社の新しいインターンだった。どうやって犬を静めたのかと尋ねるロミーに、「クッキーを与えた」と答えたあと、ロミーにクッキーを食べるか聞くサミュエル。


その日からサミュエルの存在が気になり、彼から目が離せなくなるロミー。そのあと、サミュエルがインターン向けのプログラムの指導者にロミーを選んだことから、2人きりの面談が行われる。


その席でサミュエルから、あなたは権力欲が強いのではなく、むしろその逆で、命令されるのが好きなはずだと、生意気な口調で指摘され動揺するロミー。


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