「やっぱり一人だけ全然違った…」一歳半健診後の発達相談で伝えられたこと【作者に聞く】
2024年4月19日
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知的障害+自閉スペクトラム症の長女とイヤイヤ期の次女の育児に奮闘しながら、自閉症育児の悲喜こもごもを発信しているにれ(@nire.oekaki)さん。子どもの成長への不安や悩みを赤裸々に描いていて、大きな反響を呼んでいる。
にれさんが新たに描き下ろした漫画とエッセイを加えた電子書籍「今日もまゆみは飛び跳ねる~自閉症のわが子とともに~」が発売された。
ウォーカープラスではこの電子書籍の中から特に印象的な漫画を、にれさんのエッセイと共にご紹介。日々思い悩みながらもなんとか前に進むママと、確かに成長していく娘の姿を描く、共感必至エピソードをお届けします。
「いそがしい人」まゆみとハーネス
まゆみが1歳半~3歳のころ、私はまゆみの多動性と衝動性に悩まされていました。興味の向くまま飛んで行ってしまう上に、自閉傾向の強いまゆみは親の呼びかけで立ち止まったり危険を察知したりすることができません。
そもそもまゆみは手をつなぐのを嫌がる子だったので、車通りの多い道を歩くときは振りほどかれないようにギュッとまゆみの手首を掴んでいないといけませんでした。私は握力に自信のある方ではなかったため、路上では常に緊張状態でした。