コスプレ界の名刺文化やレイヤーを撮影する際の注意点とは?「遠くから勝手に撮るのだけは絶対にダメ!」【作者に聞いた】
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一緒に暮らすインコとのエピソードを中心に、SNSで漫画を発信しているえるぽぴ( @lpo_on )さん。実は幼少期からオタク気質で、包帯や眼帯をつけて登校したり、難読ハンドルネームを授業中に考えたり、教室でアニメダンスを踊ったりしていたという。
「えるぽぴの楽しい黒歴史ライフ〜解放の刻来たれり〜」は、そんなえるぽぴさんの「黒歴史」がたくさん詰まったコミックエッセイ。
本記事は「えるぽぴの楽しい黒歴史ライフ〜解放の刻来たれり〜」から一部抜粋・編集してご紹介。今回は、「同人即売会」のコスプレスペースについての思い出。これまでコスプレで他人とかかわったことがなかったえるぽぴさんが、初めてほかのレイヤーさんと交流をする。
レイヤーを撮影する際の注意点とは?
コスプレイヤーが集うスペースに1人で訪れたところ、同じ作品のキャラクターに扮する人から声をかけられました。初めて人前でコスプレを披露したのですが、不思議と緊張感はあまりありませんでした……!コスプレをしていると謎の高揚感が湧いてきて(いわゆる無敵モード)、不安より楽しいが勝っている感覚になるんです。
ちなみにレイヤーを撮影する時の注意点として、物珍しいのはわかりますが、遠くから勝手に写真を撮るのは絶対にダメです!一言「写真を撮らせてください」と言えば大抵のレイヤーさんは快く応じてくれるので、必ず声はかけましょう……!
当時コスプレ界には名刺文化があり、自分の顔写真や名前、サイトのIDなどを記載して、キャラクターごとに配布していました。これが近年また流行しはじめています。完全な憶測ですが、平成レトロブームの影響で若いレイヤーさんには名刺文化が新鮮に映り、私たちのような古参のレイヤーには懐かしさを感じるからなのかなと思いました……!
平成をオタクとして過ごした人は懐かしさと恥ずかしさに震え、Z世代には平成オタクの生態が新鮮に感じられる、黒歴史漫画。オタクではない人ももちろん楽しめる一冊なので、何も考えずにクスっと笑いたい人は、ぜひ闇に封じられた黒歴史の扉を開いてみてほしい。
取材・文=石川知京
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