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最近見かけない「ガラスびん」の現在。それでも根強く生き残っている理由とは?

2024年7月8日

  • 最近、めっきりガラスびんを見かけなくなった。もともとガラスびんだったものが缶やペットボトルにシフトチェンジしているのが理由だと思うが、もう少し身近なものだったはずだ。


    一方で、瓶ビールや日本酒、栄養ドリンクや美容ドリンクなどには、これまでと変わることなくガラスびんが採用されている。一般的には捨てやすく割れる危険性もない缶やペットボトルのほうが使いやすいが、なぜ今もガラスびんが使われ続けているのだろうか。


    今回は、年間生産量35万トン、国内シェア約40%を占める日本山村硝子株式会社(以下、日本山村硝子)ガラスびんカンパニーマーケティング部の部長高橋啓市さんにガラスびんの現在について聞いた。


    減少傾向にあるガラスびんだが、その裏では意外なメリットも!


    ガラスびんの減少は緩やかになる見込み。その理由は?


    包装容器としてガラスびんの利用が広まったのは、17世紀中ごろのヨーロッパと言われている。当初は手作りでガラスびんが作られたが、飲み口の精度が悪く密閉性が低いため、持ち歩きの包装容器としては評価が低かったそうだ。そんなガラスびんが実用的になったのは、20世紀初頭のこと。アメリカで自動製びん機が発明され、工場での大量生産が可能になると、金型を作り、ガラスを流し込んで作るという方法がとられたことで口部の精度が安定化。実用的な包装容器として広く使われるようになっていった。

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