パートナーに浮気された側を「サレ妻」「サレ夫」、浮気した側を「シタ妻」「シタ夫」という略語がネットを中心に使われている。相手はママ友の夫。ご近所で互いに顔見知り、家庭環境まで見えているドロ沼不可避の漫画「お宅の夫をもらえませんか？」が話題を呼んでいる。SNSを中心に、新人販売員「田端、明日は売るつもり」や「隣の紀陽さん」など心に残る人間ドラマを描くみこまる(@micomalu)さんが、今回、夫婦の歪みやママ友のドロ沼を描くことになった経緯を伺った。

義理の両親とうまくいかず憂鬱な日々を送っていた女性がシタ妻に…⁉

本作は、「夫にキレる私をとめられない」「夫を捨てたい。」など夫婦関係の問題を描く、いくたはなさんが原作、みこまるさんが漫画を担当している。

原作者のいくたはなさんが作画担当を探しており、みこまるさんがぜひやらせてください！と申し込んだそうだ。

原作ありきで漫画を描くことについて、みこまるさんは「今回が2作目です。私としては、しっかりとした原作があるのは心強く描きやすいので、楽しく取り組むことができました」と感想を述べた。

みこまるさんのこれまでの作品とはジャンルが異なり、今回は「人間の闇」や「裏切り」をテーマにした漫画になっているが、「作風はラフな感じの簡潔な絵でということだったので、あまり描き込まないことを意識していました。メンタル面やフィジカル面では、とくに変化はありませんでした。良いものを作るぞ！という気合はどんな作品でもいつも持っているので、今回もそのような意気込みでした」と語る。

また、本作では、シタ妻とサレ妻の両方の心情を描いているが、その辺りは原作者のいくた先生がしっかりと設定してくれているため、とても描きやすかったという。

義理の両親とうまくいっておらず憂鬱な日々を送るなな子は、パートをきっかけに不倫に走る。しかも不倫相手はママ友の夫…！シタ妻とサレ妻のそれぞれの心情を描く泥沼の愛憎劇は果たしてどうなるのか…。是非、本編をご覧あれ！

取材協力：みこまる(@micomalu)