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「自分が産んだ赤ちゃんに恐怖を感じる」壮絶な産後うつの経験を描いた漫画に反響の声多数【作者に聞く】

2024年9月10日

  • 出産を経て我が子を迎えると、睡眠もままならないボロボロの身体で赤ちゃんのお世話がスタートするのが現実。ホルモンバランスの乱れも相まって、「マタニティブルーズ」や「産後うつ」を発症するケースも多い。出産後の女性の誰にでも起こりうる「産後うつ」を経験した漫画家の藤嶋マル(@marufujishima)さんは、発症から自死を望んだ瞬間もあったほど苦しんだ日々や、それをどのようにして乗り越えたのかについて、漫画「産後うつになったけど今は元気に子育てしてる私の話」としてTwitter(現X)などで発信している。今回はそんな藤嶋さんに貴重な体験談を聞かせてもらった。


      提供=藤嶋マルさん


    妊娠中に卵巣のう種が判明。不安を感じやすい、ネガティブな妊婦だった


    まず、産後うつとは何なのか。藤嶋さんによると、「産後うつというのは産後の心身不調の状態の総称で、ある一定期間に精神科・心療内科の受診が必要な精神疾患の状態の事を総じて『産後うつ』と呼ぶのだそうです。私は自律神経失調症と診断されましたが、うつ症状やパニック症状、双極性障害など、様々な診断をされる方々がいらっしゃるようです。私は、初期はうつ症状・パニック症状的な状態で、後半は自律神経失調症の病状が大きかったのだと思います」

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