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「フレックスタイム制導入なのに実際には使えない…?」労働環境が最悪な“ブラック企業”の日常に共感と絶望の声【作者に聞いた】

2024年9月4日

  • 自身の妊娠がきっかけで育児などの漫画を描くようになったしゃけなかほい(@syake8989)さん。過去にブラック企業で働いたことがあり、その経験を漫画でコミカルに表現している。今回は、X(元Twitter)にて投稿されている中から、エッセイ漫画「【ブラック企業の日常22】限界OLはフレックスが使いたい!が…」を紹介するとともに、著者に職場でフレックスを使う際に許可が必要な点についても聞いた。


    フレックスタイム導入しているのに早めの帰宅は断られる!?


    【ブラック企業の日常22】限界OLはフレックスが使いたい!が… 01 画像提供:しゃけなかほいさん


    02 画像提供:しゃけなかほいさん


    03 画像提供:しゃけなかほいさん


    フレックスタイム制度が導入されたことで、従業員は仕事とプライベートのバランスを取りやすくなり、自分に合った働き方を選べる時代となった。家庭の事情やライフスタイルに合わせて働く時間を調整できることは、非常に大きなメリットだ。


    現実は、本作の作者であるしゃけなかほいさんのように、フレックスタイム制が導入されている会社でも、実際には事前の許可が必要だったり、制度の柔軟性が制限されていたりすることがある。

    実際、しゃけなかほいさんは、フレックスタイム制を利用して1時間早く退社したかったのに、早めに退社できなかった。結局は、定時まで会社に残り、ネットサーフィンをして過ごすことに。自分の時間を有効に使えなかったことへの失望感を感じたしゃけなかほいさんは、「働き方改革などで会社もいろいろと変えていくような風潮ですが、形だけにも程があると思います…」と語ってくれた。


    しゃけなかほいさんは、フレックスタイム制度の体験を描いた作品以外にも、ユーモアや現実的な状況を描いた漫画を手掛けており、例えば「スーパーでクレーマーが登場する作品」などもその一つ。日常生活の中に潜む問題や矛盾を鋭く描き出しており、共感を呼ぶ内容となっている。気になる方は、ぜひ一度読んでみてほしい。


    取材協力:しゃけなかほい(@syake8989)

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