2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)。会場には多くの民間パビリオンが出展しており、今回、電気事業連合会が出展するパビリオン「電力館 可能性のタマゴたち」の記者発表が行われた。子ども向けの体験型の展示を中心に、パビリオンの概要、構成などの発表のほか、パビリオンの建設状況を知ることができる現地取材会も実施された。
二酸化炭素など温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の先の未来社会を、電力業界ならではの視点から描く展示にワクワクが止まらない!
天候や時間帯で見え方が変化するタマゴ型のパビリオン
記者発表に先駆けて行われた現地取材会。電力館は、万博のシンボル的存在「大屋根(リング)」のすぐ外側の会場北東エリアに建てられている。建物は2階建てで、延べ床面積は2854.4平方メートル。
外観はツルッとした曲面ではなく、さまざまな形の平面が組み合わさってできているボロノイ構造のタマゴ型。さらに骨組みを銀色の不燃性の厚さ1ミリほどのシルバーの膜材で覆うことで、膜の色を天候や時間帯などによって多様に見え方が変わるだけでなく、未来に向けた多くの可能性を表現し、自然や周囲の環境との調和も目指しているとのこと。キランと光を反射する姿に思わず “未来感”を感じる。