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コーヒーで旅する日本/四国編|10年を経てなお増す徳島への愛着。洗練を重ねたメニューで街の日常に溶け込む「sumiyoshi4丁目 COFFEE STAND」

2024年9月10日

  • 全国的に盛り上がりを見せるコーヒーシーン。飲食店という枠を超え、さまざまなライフスタイルやカルチャーと溶け合っている。瀬戸内海を挟んで、4つの県が独自のカラーを競う四国は、県ごとの喫茶文化にも個性を発揮。気鋭のロースターやバリスタが、各地で新たなコーヒーカルチャーを生み出している。そんな四国で注目のショップを紹介する当連載。店主や店長たちが推す店へと数珠つなぎで回を重ねていく。


    コンクリート打ちっ放しのミニマルな空間。壁には店を訪れたミュージシャンのサインも


    四国編の第24回は、徳島市の「sumiyoshi4丁目 COFFEE STAND」。店主の石さんは、徳島で学生時代を過ごしたことで、その土地柄に惚れ込み、関西でのバリスタ修業を経て自店をオープン。運河の畔にある店は、住宅街と学生街の交わるエリアにあって、新たな地元の拠り所として厚い支持を得ている。開店ほどなく自家焙煎をスタートし、コーヒーの提案もより多彩になり、手間を惜しまない洗練されたサイドメニューも、いまや界隈の日常に欠かせない存在に。移住して以来10年、街の魅力を感じてきた石さんの、徳島への愛着は今なお増している。

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