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【ネコ漫画】「子猫が迷いこんできた」母の忌明けに訪れた偶然の出会い… 母へのわだかまりが子猫を通じて解けていく、切なさと温かさが交錯する物語に感動の声が多数【作者に聞いた】

2024年9月15日

  • 母親とは折り合いが悪かった。そんな母が他界し、四十九日を迎えた日、突然子猫が現れた。まるで母親の生まれ変わりのような気がして、その猫を飼うことに決めたかっく(@cak221)さんの創作漫画「猫と子と母」を紹介するとともに、作者の思いを聞いた。


    子猫との偶然の出会いに、運命のようなものを感じた


    1 画像提供:かっく(@cak221)


    2 画像提供:かっく(@cak221)


    3 画像提供:かっく(@cak221)


    母親の四十九日が終わったその日、不思議なことに子猫が姿を現した。運命を感じた主人公は子猫を飼い始め、世話するうちに、忘れていた母との思い出が次々と蘇ってきて――。と話は続いていく。


    作者であるかっくさんは、本作を描くことになったきっかけを「『母と娘』というのは難しい関係性のご家庭が多いのではないかと私は思っていて、でも『庇護される存在である方の”娘”が、庇護すべきものを持つとどういう感情を持つのだろう?』しかもそれが『母の生まれ変わりだったら…?』『自分が愛されていたことに気付いてしまったら…?』と、思ったのがきっかけ」だと語ってくれた。

    本作は、子猫との出会いをきっかけに主人公の心のわだかまりが解けていく切なくも温かい物語。深いテーマだからこそ「『言葉が通じない方が、気持ちが通じることもある』と思うので、お母さんには猫として娘とまた一緒に暮らして『関係性のやり直し』をしてもらえれば…」とかっくさんは、物語に込めた母親への祝福の気持ちも含まれていることを語ってくれた。


    現在は作者自身も保護猫と同居をしていて、日々保護猫の存在に救われているそうだ。その体験が作品にどのように影響を与えているかも気になるところ。言葉が通じないことによって、逆に感情がより深く伝わってくる「猫と子と母」を是非一度読んでほしい。


    取材協力:かっく(@cak221)

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