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パワハラする人も実は追い詰められていたり、苦しんでる⁉︎「心のブス」を退治する方法【作者に聞く】

2024年9月17日

  • 「この資料、何がダメなのかわかる?」教育係の坪川は、威圧的な態度で口調も怖い。後輩は委縮しつつ「すみませんでした。次はもっと頑張ります」と、謝罪。それでも坪川は、「頑張るって言葉で、努力した気になってるだけだよね?」と、さらに追い詰めてくる――!?「同じ顔の女」で12万いいねを獲得した白梅僚人(@eiichi_manga)さんの新作漫画「心のおブス絶対殺すマン」を紹介しよう。


    ちょっとしたきっかけでパワハラ体質は変われる


    心のおブス絶対殺すマン(1) 画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)


    心のおブス絶対殺すマン(2) 画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)


    心のおブス絶対殺すマン(3) 画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)


    作者の白梅さんは、過去にパワハラを受けた経験から、パワハラ体質を改善する漫画を制作した。そのことについて、「これは実習あるあるかもしれませんが、過去に実習先で指導者にパワハラじみた言動を受け不快な思いをしたことがありました」と振り返る。


    だがある時、「指導者の指導内容そのものには、ためになる部分があったかもしれない」と気がついたそうだ。その時に、「相手の印象が、『パワハラする怖い人』から『適切な指導や感情コントロールする心の余裕がない人』になって、そこに人間らしさを感じたんです」と語った。この事がきっかけとなり、「無意識にパワハラじみた言動をしてしまう人も、ちょっとしたきっかけがあれば変わることができるのかもしれないという想いを込めて描きました」と本作が生まれた経緯を教えてくれた。

    また、本作の見どころについて「無自覚にパワハラをしていた主人公が改心するシーンです!」と語った。さらに、「魔法少女補佐のたぬきの『たぬきゃ』がかわいく描けたので、そちらもぜひご注目ください!」と話す。


    感動的な結末だが、そのことについて、「パワハラじみた言動をしてしまう人は、実は追い詰められていたり苦しんでいたりするのではないでしょうか」と語った。また、「人間は誰しも本作の主人公のように『心のブス』を持っています。しかし、本作の主人公も私たちも、ちょっとしたきっかけがあれば『心のブス』を退治してより美しく生きていくことができるはずです。そう信じていたいので、このラストを描きました」と教えてくれた。


    職場の人間関係で疲れている方は、ぜひ本作を読んでみてほしい。


    取材協力:白梅僚人(@eiichi_manga)

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