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明治から昭和まで、著名人の交わした手紙を一挙公開!森鷗外記念館で特別展「111枚のはがきの世界 ―伝えた思い、伝わる魅力」が開催

2024年9月26日

  • 文京区立森鴎外記念館(東京)で2024年10月12日(土)から2025年1月13日(祝)まで、特別展「111枚のはがきの世界―伝えた思い、伝わる魅力」を開催する。特別展の魅力や開催の裏側について担当者に話を聞いてみた。


    特別展「111枚のはがきの世界 ―伝えた思い、伝わる魅力」が開催!


    ――特別展「111枚のはがきの世界―伝えた思い、伝わる魅力」について教えてください。


    2023年に江戸千家家元・川上宗雪さんに111枚のはがきをご寄贈いただきました。特別展では、ひとりのコレクターが独自の視点で丹念に蒐集したコレクションを一挙公開し、「はがき」という規格の中に表現された魅力を紹介します。


    ――特別展のイチオシのポイント教えてください。


    111枚のはがきは、文学者だけでなく美術家やジャーナリストなどさまざまな分野の差出人(全89名)がおり、また、発信時期も明治20~昭和50年代と約80年の幅があるバラエティ豊かな資料です。手書きだからこそ、差出人と受取人の関係性が色濃く感じられるとともに、筆跡や絵柄など眺めているだけでも飽きません。また、一堂に展示することで、一見まったくつながりがないように思えた資料に意外な共通性を見出せたり、時代を追って見ることで、はがきそのものの変化(郵便史)や社会背景が感じ取れたりとさまざまな楽しみ方があります。

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