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カステラ販売400年!記念グッズや55年ぶりに復活の銘菓も登場!福砂屋が伊勢丹新宿店で特別催事

2024年9月19日

  • ポルトガルやスペインから伝わった南蛮渡来の文化のなかで、菓子類の代表格ともいえるカステラ。ポルトガル人からその作り方を伝授されて、福砂屋は1624年(寛永元年甲子)に長崎で創業。2024年に創業400周年を迎えた記念として、東京・新宿の伊勢丹新宿店で2024年9月25日(水)から特別催事を開催する。


    55年ぶりに催事会場で販売される福砂屋の「千代香」


    ポルトガル人が“カストルボル”(カステラ)製造を伝授


    【写真】今年創業400周年を迎えた福砂屋の長崎にある本店


    福砂屋は1624年(寛永元年甲子)、歴史の教科書に出てくるような時代に創業し、今年で400周年を迎えた。創業時は砂糖や米などさまざまなものを取り扱っていたそう。そのなかで、中国から長崎に運ばれていたのが砂糖。当時、貴重だった砂糖の産地、中国・福州の「福」と砂糖の「砂」が屋号になったのではないかと言われている。


    手間ひまをかけ、一貫して職人がカステラを作る


    長い歴史を持つ福砂屋は、カステラづくりに変わらぬこだわりを持っている。ミキサーを使わず、卵の手割り、泡立て、混合、撹拌、釜入れ、焼き上げまで、ひとりの職人が一貫して担っている。卵を別立法で白身を撹拌した後、黄身とザラメ糖を加えて撹拌。さらに上白糖を加えて撹拌し、最後に小麦粉を加えて撹拌するという手間ひまかけた作り方を貫いている。手間はかかっても今なお作り方を変えず、唯一無二の味を生み出す工程は妥協しない。

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