「フラれた立場の気持ち、すっごく参考になる!」デリカシーのない友人にイラつきながらも友達でいる…複雑な友情とは?【作者に聞いた】
2024年10月9日
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大学の友達・夕子が、元カレと付き合い始めた。夕子は「私は恋愛したことないからいい機会」「今は別れて友達なんでしょ?」とデリカシーのないことを言う彼女の態度にイラつきながらも、“私”は友達でいる――。そんな複雑な友情を描いた、宮子玲子(@015_3625)さんの「フローティング・夕子」を紹介するとともに、制作の経緯を聞いた。
「相手のすべてが好き」ではなくても、一緒に喜んだり友情を育むことはできる
「フローティング・夕子」は、周囲から浮いている青峰夕子と、その親友・若葉を描いた作品。独特な夕子は、かつて若葉を付き合っていて、今は自分の恋人の男性を交えて、3人での食事を提案したりする。そんな夕子を中心とした関係性が反響を呼んだ。
作者の宮子玲子さんは、本作のタイトルについて「周りから浮いている人」がテーマだったので、「浮いている=フローティング」を採用したという。夕子の独特なキャラクターは、過去の同僚をモデルにしたそうだ。宮子さんは「その人もやはり、独特な話し方や振る舞いで周りから少し浮いていましたが、仕事熱心な人で、言いにくいことも必要であればはっきり言ってくれるので、信頼していました。その人物をヒントに、漫画っぽくわかりやすいキャラクターに落とし込んでいったのが夕子です」と、キャラクター誕生の経緯を明かしてくれた。