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兄猫らぶとの突然のお別れ「お空の上から見守っているよ」コミックエッセイなら悲しみを優しく表現できる【作者に聞く】

  • 福島中央テレビの情報番組「ゴジてれ Chu!」で、放送されていた人気ミニコーナー「にゃん旅鉄道」。現在は「ふにゃ〜り日和」へリニューアルして毎週火曜日に放送されている。「ねこが働く駅」として知られる福島県の会津鉄道・芦ノ牧温泉駅を舞台に、働くねこたちの様子を紹介している。約1分間の短いコーナーながらTVerでは、総再生数170万回を突破し、なんと映画も公開された。


    今回ウォーカープラスで紹介する「にゃん旅鉄道~さくらの物語~」は、そんな「にゃん旅鉄道」をモチーフにした作品。妹ねこの「さくら」を主人公に、働くねこたちの日常はもちろん、芦ノ牧温泉駅にやって来る人々との実話をもとにしたエピソードや四季折々の風景を、ゆきよみさん(@yukiyomi333)が丁寧に描く。今回はゆきよみさんに、創作の意気込みや苦労した点を聞いてみた。


    悲しい別れだからこそ前向きなものへ変えて希望を伝えたい


    「にゃん旅鉄道~さくらの物語」第9話1


    「にゃん旅鉄道~さくらの物語」第9話2


    「にゃん旅鉄道~さくらの物語」第9話3


    ある日突然「虹の橋」を渡った兄・らぶとの別れを描いた今回の作品。作者のゆきよみさんは描くことをとても迷ったという。「悲しい別れだからこそ前向きなものへ変えて、みんなに希望を伝えたい。そして何よりらぶへの感謝や、大好きだった会津の町と共に別れを描けば喜んでくれるのでは?と思い、描くことを決意しました」と強い思いを話してくれた。

    寂しくなったときに空を見上げれば、らぶが描いた食べ物や鉄道の雲が浮かんでいる…という作品のラストに希望を感じる。「別れは辛く悲しいことだが、いつもどこでもずっと見守ってくれているよと、らぶのことが大好きだった人々や、妹ねこ・さくらに伝わればいいなと願いを込めて描きました」と話すゆきよみさん。


    多くの人から愛されて立派に駅長を務めたらぶ。そんな兄の姿を見て育ったさくらの成長と会津鉄道・芦ノ牧温泉駅の美しい風景を、これからも楽しみにしてほしい。


    取材協力: ゆきよみ(@yukiyomi333)

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