グミの人気が急上昇の一方で…明治がガム市場から撤退した理由とは?最近のグミのトレンドは「硬さ」にあり!
2024年10月9日
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近年、グミの人気が上昇中だ。コンビニエンスストアやスーパーでは売り場は日に日に拡大し、さまざまなお菓子メーカーがしのぎを削って新しいコンセプトの商品を打ち出している。グミの市場は年々大きくなる一方だ。
一方、それと反比例するように市場を縮小しているのがガムだ。ガム市場は2021年にグミ市場に抜かれてしまい、現在も年々下降中。そのような現状のなか、お菓子メーカー大手の株式会社 明治(以下、明治)は、2023年にガム市場から撤退。グミに力を集中することとなった。
今回は明治がガム市場から撤退した理由と、現在取り組んでいるグミ市場での戦略について、明治 カカオマーケティング部 カカオニュービジネスGの福島浩介さんに話を聞いた。
明治は市場から撤退!ガムが売れなくなった理由とは
明治がガム市場に参入したのは1967年のこと。当時はチョコをメインに扱っていたが、暑さに弱いチョコは夏の暑さで溶けてしまうこともあり、夏場にも強く年中通して安定的に売れるガムを売り出したのがきっかけだった。