アドベンチャーワールドのフタユビナマケモノの赤ちゃん、一般公開への想い「今しか見られない貴重な姿」
2024年10月7日
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アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)では2024年8月28日にフタユビナマケモノの赤ちゃんが誕生した。パークでは同種において初めての赤ちゃんである。健康状態が安定していることと、今しか見ることができない貴重な成長段階を多くの人に命を見つめる機会として見てもらえるよう、一般公開を行っている。フタユビナマケモノの赤ちゃんについて担当者に聞いてみた。
ーーアドベンチャーワールドで初めてのフタユビナマケモノの赤ちゃん誕生。職員の方の反応について教えてください。
赤ちゃんが生まれたことは喜びでいっぱいでした。出産後は母子ともに落ち着いた様子で授乳行動も見られましたが、翌日に母親が体調を崩し、その後死にました。母親を救うことができなかったことへの悔しさを感じました。
ーーパークでの初めての同種の誕生に際し、苦労したことがありましたら、どのようにクリアしたのかもあわせて教えてください。
母親が死んだあと人工哺育となり、現在はスタッフが母親の役割を担っています。園内で初めての繁殖であったことに加え、国内でも人工哺育の前例が少なく情報を集めるのには苦労をしましたが、他園から情報をいただきながら精一杯新しい命と向き合っています。