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「統合失調症患者に起きているかもしれない世界」とは?幻覚と妄想に苦しむ〝患者の部屋〟をイベントで再現

2024年10月12日

  • 統合失調症体験の漫画をモチーフに、患者への理解を深めてもらうというユニークなイベント「完全没入ショールーム 100人に1人が体験する統合失調症の世界!」が2024年10月12日(土)~14日(祝)に東京タワー(東京都港区)で開催中。そのメディア向け内覧会が、会場となる東京タワーにて行われた。


    東京タワーで開催


    このイベントのベースになる、自らの〝統合失調症体験〟を漫画で描いた作家・Himacoさんや、シルバーリボンジャパン代表の関 茂樹氏らが出席し、体験を交えたトークセッションが行われたほか、症状別の「没入体験」ができるブースが公開された。


    統合失調症は、約100人に1人の割合で発症するという、決して珍しくない病気。しかし、それに対する誤解や偏見は絶えない。要因の一つに、症状が幅広く個人差もあり、実像が捉えにくいという点があるだろう。


    今回のイベントの特徴は、主要となる3つの症状「陽性症状」「陰性症状」「認知機能障害」に明確にフォーカスし、それぞれの象徴的な〝患者の部屋〟を視覚的にわかりやすく再現したことだ。

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