近年のアウトドアブームを受け、登山やハイキングへの関心も高まっている。そこで今回は紅葉シーズンをテーマに、登山地図GPSアプリ「YAMAP」の開発・運営などを行っている株式会社ヤマップに、山歩き初心者におすすめのスポット・見頃を教えてもらった。

関西の紅葉と言えば京都・奈良などの寺社仏閣を思い浮かべる人が多いだろう。荘厳な伽藍と紅葉のコントラストも魅力的だが、スニーカーを履いてひと味違った紅葉風景を楽しもう！今回はロープウェイからの眺望がたまらない日本二百名山のひとつ「三重・御在所岳」の紅葉をご紹介。

紅葉おすすめコース／三重・御在所岳【見頃｜10月中旬〜11月下旬】

ロープウェイ車窓からの絶景も堪能。手軽にアクセスできる日本二百名山

御在所岳(1212メートル)は鈴鹿山脈の中央に位置する、日本二百名山に選定されている山で、周辺は鈴鹿国定公園に指定されている。藤内壁などロッククライミングのゲレンデもある急峻な岩山だが、御在所ロープウェイで標高1180メートルまで歩かずにアクセスでき、鈴鹿セブンマウンテンの中でも最も手軽に登頂できる。レストランやアウトドアショップもある山上公園駅から山頂までは、冬期はスキー場になる草原脇の森林に整備された登山道。山頂周辺からは伊勢湾はもちろん、琵琶湖までを眺望できる。