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【ホラー漫画】帰らぬ人の歌声?葬儀の後に思い出の歌を口ずさむと、どこからか歌を口ずさむ声が聞こえてきて…。【作者インタビュー】

2024年10月18日

  • 「あなたの怪談、聞かせてください――」。漫画「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」では、作者水村友哉(@gontanopoo)さんが実際に聞いた・集めた・体験した「実話怪談」を描く。今回は、隣の晩怖談(ばんこわだん)の第7談より「出会えてよかった」を紹介するとともに水村さんに制作の経緯を聞いた。


    亡くなった大好きだったとこの部屋から歌声が聞こえてくる?


    【漫画】切ないホラー「出会えてよかった」を読む 画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ


    「出会えてよかった」02 画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ


    「出会えてよかった」03 画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ


    9歳だった果菜は当時高校2年生だったいとこのめぐちゃんが大好きだった。2人でカラオケに行っては「出会えて良かった」という曲を歌っていた。そんなめぐちゃんは、18歳で帰らぬ人となった。葬儀の後めぐちゃんの部屋を訪れ、彼女の日記を見つけた。その時「出会えて良かった」を口ずさむと、どこからかその歌を口ずさむ声が聞こえてきて…。


    水村さんは水木しげる先生の「ゲゲゲの鬼太郎」が大好きで、小さい頃に漫画家になることを夢見ていたそう。本作を描いたきっかけは「昔から怖い話が大好きで、心霊系YouTubeを漁るように観ていた。私が『都市ボーイズ』という怪奇ユニットのことを担当編集者さんに話すと、同じく好きで意気投合したのがきっかけです。本来違う仕事の予定だったのですが、実話怪談話に挑戦したい気持ちに同意してくれました」と話してくれた。

    水村さんは「ちょっと笑えて、日常もあり、でも怪異がちゃんと怖くてかっこいい。そんな漫画を意識して描いている」と自身が描くホラーへのこだわりを語ってくれた。


    他にも読み切りで妖怪とテニスバトルしてみたり、悪魔のぬいぐるみが怪事件を解決していったりと、妖怪やファンタジーの作品も出ている水村さんに注目していきたい。


    取材協力:水村友哉(@gontanopoo)

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