東京の喧騒を忘れさせてくれる都会のオアシス、上野公園。その中心に佇む不忍池で、この秋、幻想的な光のアートイベント「Peace of Light(ピースオブライト)」が開催される。アートインスタレーション、ライブパフォーマンス、そして多国籍な飲食エリアが融合し、感性を刺激する、本イベントの見どころを紹介しよう。

光のアートが不忍池を彩る！アートインスタレーション

まず注目したいのが、不忍池畔で開催されるアートインスタレーション。2024年10月26日(土)と27日(日)の12時から22時まで、入場無料で見ることができる。

このインスタレーションでは、画家の中山晃子さんと音楽家の澤渡英一さんによる新作映像「融解の水景」が上映される。中山さんは、水中の空気が氷になり、また溶けていく様子を美しい映像で表現。澤渡さんの音楽とともに、静と動、可視と不可視を行き来する幻想的な世界観を楽しめる。

中山さんは「水と空気の静と動を、可視と不可視を行き来しながら観察する、そんな融解の水景をご覧いただければ幸いです」とコメント。澤渡さんも「上野公園の景観は東京がかつて、水の都であったことを思い起こさせます。不忍池の傍らにあるインスタレーションには、清廉で、水のような音こそがふさわしい」と語っている。