未知=怪奇なのか!?「深夜ドラマで観たい」「幾重にも深い」郵便配達員が体験した実話に読者絶賛!!【インタビュー】
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「ああ、今日はいいお話を読んだなあ。。。ありがとうございました」「今回はいつにも増して幾重にも深い話」「15分くらいの深夜ドラマで観てみたい」という感想が集まった作品がある。郵便配達員が実際に体験した実話を元に描かれた「山に棲む」という話である。読者からは「人生最期のお見送りのお手伝いを仕事にしていますが、表面では見えないこと、平凡と思う生き方の中にも等しく“生きる重み”があることを教えられる毎日です。このお話からも、同じものを感じます」という声も。一体どういう話なのだろうか?
「踏み外せば谷底」という山深い細い道でも、その先に民家がある限り配達をしなければいけない郵便配達員たち。今回はバイクも入れないような場所の担当になった郵便配達員・N局のアラタさんが配達先で見た不思議な“モノ(!?)”の話である。
都会育ちのアラタさんが郵便配達員になりたてのころだった。教育係の江藤さんに連れられ、「一般車両進入禁止」となっている道の先にある集落に配達へ向かった。「こっからは歩きだ。上まで杖をついてく」と江藤さんから指示が出た。若いアラタさんが杖を断ると「足腰じゃねえよ!蛇追っ払うんだよ!誰がジジイよ!東京もんは何も知らねえ」と怒鳴られ、「すみません」と謝るアラタさん。その道中で、アラタさんは着物姿でおかっぱ頭の女の子を目撃するのだが…!?その後、江藤さんに緊急事態が発生し、それどころではなくなってしまう。本作の作者で現役郵便局員の送達ねこ(@jinjanosandou)さんに話を伺ってみた。