「パニック障害」になって気づいた、生き方のコツとは?心の病で苦しむ前に伝えたいこと【漫画の作者に聞く】
-
幸せに暮らしていたある日、突然激しい吐き気が!理由もわからず繰り返す発作〝オエオエ地獄〟に苦しむこと5年…その原因はパニック障害だった。富山在住のデザイナー・種(たね)さんが自身の体験を描いた漫画「パニック徒然日誌」がSNSで反響を呼んでいる。テーマは「パニック障害になった今」。漫画に込めた思いなどを著者に聞いてみた。
「パニック障害になった今」
パニック障害となって6年目を迎えた。薬も飲むようになり、症状は一時期に比べればだいぶ落ち着いている。自分がこんな病気になるとは思ってもみなかったという種さん。パニック障害は他人事ではないということを痛感する。
このパニック障害は、亡くなった父が、娘の無謀な生活ぶりを見かねて天国から警告してくれたのかもしれない、とも考えてみた。いや、そうポジティブに捉えたとしても我慢できないほど、発作は酷いものだった。
パニック障害になってはじめて気づいたのは、平凡な毎日を送れることの幸せ。もう無理や無茶はしない。激しいストレスがかかることは、自律神経が悲鳴を上げる前にやめればいい。当たり前のことができるようになった毎日に戻り、種さんは強く思う。