「あなたの子どもを産みたくない」必死に訴える妻を暴力で黙らせる…モラハラ夫から逃げられない【作者に聞く】
-
「俺に子どもさえいれば出世できるのに」
――私がハラスメントを受けた相手は、夫でした。
自分たちの体験を元にした創作漫画を投稿している二人組の漫画家、ネギマヨ(@negimayo3)さん。今回ウォーカープラスでは「“産めハラ”しといて自分は不倫!?~最低モラハラ夫からの脱出~」と題し、モラハラ夫に追いつめられる妻のリアルを臨場感たっぷりにお届けする。
「不倫は性処理!自分が出世できないのは子どもがいないから!?」
勘違いモラハラ夫を断罪するまでの波乱万丈ストーリー。
――「不倫女」などの罵倒は、実際に不倫をしていた智樹にブーメランになる言葉ですよね。智樹はどのように考えているのでしょうか。
智樹は自分自身の内面に強い不安や劣等感、承認欲求を抱えており、これらのコンプレックスから真奈美を支配しようと、支配的・攻撃的な言動をとっています。智樹の愚痴や真奈美への発言は、ほぼ自己紹介(ブーメラン)です。
――「子どもを産みたくない」という真奈美の言葉を、智樹はどのように受け止めたのでしょうか。
智樹は真奈美に「裏切られた」と感じたはずです。モラハラ人間は、拒否されることに異常に敏感です。自分が否定されたと過剰に解釈し、罪悪感を持たせようとしたり、責任を押し付ける行動をとりがちです。
――家庭内モラルハラスメントで苦しんでいる方に向けてメッセージをお願いします。
日常的にモラハラされていると、希望が見えなくなることが多いかと思いますが、あなたは悪くありません。周りの信頼できる人に相談したり、専門の支援機関やカウンセラーに相談することで道が開ける場合があります。自分の心と体を守ることを最優先に考え、少しでも安全な環境に近づける一歩を踏み出してみてください。
――今回が最終話となります!今まで読んでくださった方にメッセージをお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。結末は真奈美がどうなるのか電子書籍でご覧ください。よろしくお願いいたします。
取材・文=濱田瑠奈
- 記事一覧に戻る