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コーヒーで旅する日本/九州編|聾唖はハンディじゃなく気配りと感覚を磨く強み。故郷の大分・中津で輝く「食堂喫茶 Alpha」

  • 全国的に盛り上がりを見せるコーヒーシーン。飲食店という枠を超え、さまざまなライフスタイルやカルチャーと溶け合っている。なかでも九州・山口はトップクラスのロースターやバリスタが存在し、コーヒーカルチャーの進化が顕著だ。そんな九州・山口で注目のショップを紹介する当連載。店主や店長たちが気になる店へと数珠つなぎで回を重ねていく。


    建物はオーナーの吉田さん、奥さんの恭子さん、父親で作ったというから驚き


    九州編の第104回は大分県中津市にある「食堂喫茶 Alpha」。Googleマップなど地図アプリで住所や店名を検索しないとおそらくたどり着けない。それぐらい普通の住宅地にあるカフェだ。オープンしたのは2024年6月。店を営む吉田茂樹さんと奥さんの恭子さんはもともと、福岡市を拠点にハンバーガーとコーヒーを柱としたキッチンカー「STREET SPOT CAFE」を営み、九州各地で開催されるイベントを中心に活動。福岡市在住者ならグレーのボディに、アメリカンなロゴの看板を掲げたキッチンカーを見たことがあるという人も多いかもしれない。

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