これでもかと嫁をイビリまくる毒義母に、一見優しそうだけどドケチで超自己中な夫…そのリアルすぎるストーリーが話題の「義母クエスト～結婚したらいきなりラスボス戦でした～」。毎日が発見ネットでの連載が2023年にコミカライズされるほど人気の同作は、SNSで「凄かった‥義母が強烈すぎる」「クソな母親」「先が気になって読み進めてしまった」などさまざまな感想が投稿されており、続編の刊行を期待する声も多い。

そんな人気作の内容はすべて、Ameba公式トップブロガー・かづ(@kadu0614)さんの実体験という。今回は、壮絶な人生を生き抜いてきた原作者のかづさんと、迫力ある作画で本作の魅力をさらに引き出している、漫画担当の赤星たみこ(@tamikong)先生の二人に話を聞いた。

義母との壮絶な戦いの日々を描いた本作。連載に至るまでの経緯やそのこだわりとは

「姑にとっては、人生かけての嫁イビリだったんです」と話す原作者のかづさん。衝撃的な内容に多くの反響を呼んだ本作は、かづさんが過ごした義母との強烈な日々、正真正銘「実話」を元に描かれている。もともとブログで日々の出来事を綴っていたかづさんだが、実際に連載の話をもらったときには「そこら辺にいるような主婦の私に『まさか!?』」と思ったのだという。驚きのエピソードの数々については「昼ドラもびっくりな嫁イビリを受けるとも思ってもいませんでした」とユーモアを交えながら話してくれた。「姑にとっては30過ぎた息子が結婚したいと連れて来た相手が11歳年下の当時未成年で、ショックは大きかったことと思います。『息子は騙されてる！』と思ったんでしょうね」と、かづさんは当時の姑の思考について考察もしている。

今回漫画を担当した赤星たみこさんは、まず連載中のかづさんの文章を読み、その迫力に度肝を抜かれたという。そしていざ漫画の担当が決まった当時、「大人気作品を私が漫画化するのはかなりプレッシャーで、イメージが違ったらどうしよう、展開をどうしよう…」とたくさんの迷いもあったらしい。迷いや悩みがあるなかでの漫画化、赤星たみこさんは「義母をあえて美人に描くことにこだわりました。きれいな人や優しそうな人が突然豹変する怖さを描ければいいなと思います」と作画に込められたこだわりも教えてくれた。

現在は夫と猫と一緒に穏やかな生活を送っているというかづさん。姑との壮絶な戦いの日々を描いた本作を一度読み始めれば、先が気になって読み進める手が止まらなくなること間違いなしである。

取材協力・画像提供：かづ(@kadu0614) 赤星たみこ(@tamikong)