マザコン夫「母さん、ウチに来ちゃった」ダメなマザコン夫よりも無職の夫の方がマシ!?先に崩壊する家庭は果たして…【作者インタビュー】
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SNSやブログ「横山家のマンガ。」などで、「戦国コミケ」「新しいパパがどう見ても凶悪すぎる」など数々の人気作を発表し、ファンを魅了し続けている漫画家・横山了一(@yokoyama_bancho)さん。そんな横山さんの作品の中から、今回は書籍化された「どちらかの家庭が崩壊する漫画」を紹介。本作の制作秘話についても、作者の横山さんに話を聞いた。
異なる2つの家族を対比させて展開していくストーリー、着想のきっかけとそのこだわりとは
高校生くらいの頃にはすでに「将来は漫画家になろう」と決めていたという漫画家・横山了一さん。自身の父親が絵を描くのが得意ということもあり、「子どもの頃から一緒に遊びのような漫画を描いていたのがきっかけかもしれません」と漫画家を目指すことになったきっかけを教えてくれた。
昔読んだ絵本から得たアイデアをもとに作られた本作は「どちらが崩壊するかなるべく読めないようにした。家庭が崩壊したあとも、話を盛り上げるためにいろいろと工夫しました」と横山了一さんのこだわりが込められている。しかし長年のファンからすればこれまでの作風や作画から読める展開もあったようで、「いつもの作風からけっこうな方に結末を予想されてしまいましたね」といううれしい悲鳴も。
仕事がデキるエリート会社員の夫とその妻、そして一人娘からなる薬師寺家家と、無職でギャンブル三昧の夫とその妻、そして一人息子からなる毒山(ぶすやま)家。「どちらかの家庭が崩壊する漫画」として、家庭環境や見た目も異なる2家族を対比させながら展開していく本作は、書籍発売を経て再度注目を集めることとなった。読者からの反響は本作が盛り上がるほどに多く寄せられ、横山了一さんが追い切れないほどだったという。なかでもうれしかった声については「読むことでガス抜きになった、という感想はとてもありがたかったです」と当時を振り返る。
数々の人気作を世に生み出した横山了一さんの描いた本作。タイトルの宣言通り怒涛の展開を見せるストーリーの予想外な結末を見逃すな!
取材協力・画像提供:横山了一(@yokoyama_bancho)
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