コーヒーで旅する日本/九州編|コーヒーはどんなパズルにもはまるピース。「CARVELL」が表現する新しいコーヒーのカタチ
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全国的に盛り上がりを見せるコーヒーシーン。飲食店という枠を超え、さまざまなライフスタイルやカルチャーと溶け合っている。
なかでも九州・山口はトップクラスのロースターやバリスタが存在し、コーヒーカルチャーの進化が顕著だ。そんな九州・山口で注目のショップを紹介する当連載。店主や店長たちが気になる店へと数珠つなぎで回を重ねていく。
九州編の第106回は福岡市白金にある「CARVELL」。レコメンドしてくれたA little COFFEEの牛島バリスタから「古着のお店とコーヒースタンドが一緒になったちょっと変わったスタイル」と聞いていた通り、店に入るとまずはアメリカやヨーロッパで買い付けたという古着が並び、奥に照明の感じから異なるややアンバーカラーな空間が広がる。ここがバリスタの砂田さんが営むコーヒースタンド。入口は1つだが、古着店とコーヒースタンドは別の店舗のように感じる。
もちろん、古着とコーヒーの両方を目的に立ち寄っても良いし、古着を見るだけでも、コーヒーを楽しむだけというのもまた良し。ここでの過ごし方はとても自由だ。もともと福岡が全国に誇るコーヒーショップ、REC COFFEEで長年研鑽を積んだ砂田さんは、あえて独立に際し、このスタイルを選んだ。その理由とは。