日本の文化「お辞儀」で“社畜感”がダダ洩れ!?年始から頭を下げまくる日本文化が悲しい…【作者に聞く】
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日本の“あいさつ”では、頭を下げる「お辞儀」が欠かせない。神様へ“二礼二拍手一礼”のお参りを皮切りに、上司へのあいさつ、取引先へのあいさつ回り…と何かと新年はこうべを垂れがち。外国人からしたら「おもしろい日本の文化」で、「Ojigi」として世界に浸透しつつある動作ではあるものの、日頃から営業先などでこうべを垂れてばかりの社畜サラリーマンにとっては、「新年からか…」と思うところもあるようだ…。
今回紹介する漫画では、社畜サラリーマンたちが初詣で神様にあいさつをしたあと、会社で社長、そして部長に新年のあいさつをし、取引先にもあいさつに回る。ただの新年のあいさつをしているだけなのに、ひたすらこうべを垂れて、あいさつ回りを続ける社畜たちの姿が、なぜか哀れに思えてならない。
お辞儀は日本独特の文化で、西欧ではあいさつの際には相手と“握手”を交わす。手に武器を持っていない=敵意がないことを証明することで、あいさつのときの動作として浸透。日本では、同じような意味合いで、もともとは頭を下げて首を見せることで敵意がないことを現していたのだというが、主に身分が低い人から高い人へ行う動作のため、握手のような対等さや気軽さはないように思える。また、日本ではあいさつだけでなく、謝罪の際にも頭を下げる動作をするので、新年のあいさつ回りをする社畜リーマンたちに哀愁を感じるのかもしれない。