コーヒーで旅する日本/四国編|ユニークな提案の数々で、松山の新たなカルチャースポットを目指す「Pieceful Coffee Roaster」
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全国的に盛り上がりを見せるコーヒーシーン。飲食店という枠を超え、さまざまなライフスタイルやカルチャーと溶け合っている。瀬戸内海を挟んで、4つの県が独自のカラーを競う四国は、県ごとの喫茶文化にも個性を発揮。気鋭のロースターやバリスタが、各地で新たなコーヒーカルチャーを生み出している。そんな四国で注目のショップを紹介する当連載。店主や店長たちが推す店へと数珠つなぎで回を重ねていく。
四国編の第28回は、愛媛県松山市の「Pieceful Coffee Roaster」。店主の島田さんは、母親の地元である愛媛の土地柄に惹かれ、愛知県から移住して開業。当時、ロースターはほとんどなかった松山で、「街のコーヒーシーンの転換点に自分も関われたらおもしろい」と、自らの直感を信じて、新天地でゼロからのチャレンジを選んだ。松山のニューカマーの一人となった島田さんは、これまでに界隈になかったコーヒーの提案で個性を発揮。さらにナチュラルワインやクラフトチョコレートといった多彩な食の楽しみも紹介するなど、新たな刺激に出合える街のカルチャースポットとして存在感を高めている。