「世の中遺伝ガチャで大当たりした強者と、はずれ引いた弱者がいる」。身長160cmもないヒョロガリ体型の“葵くん”はそう思っていた。筋肉ムキムキの彼女と出会い、彼女の抱えている悩みを知るまでは――!!

この物語は、低身長にコンプレックスを抱いている男子・葵くんと、身長が高く筋肉ムキムキ女子・真珠ちゃんの物語である。葵くん目線で物語は進むが、途中で真珠ちゃんの気持ちが語られ、読者も真珠ちゃんの悩みを知るところとなる。これまで父との夢を叶えるためレスリング一筋で生きてきたが夢半ばで引退、今は「デカくてムキムキで人を怖がらせちゃう」と背中を丸めて生きている彼女。そんな彼女に父は「今まで長い間すまなかった」と謝り、幸せな結婚を願うのであった。葵くんは、縁あって彼女の婚活の手伝いをすることとなる。

この作品を描いたのは、漫画家の内野こめこ(@nokonokomeko)さん。第一子を出産後にブログで育児漫画を描き始め、「うちのこざんまい」は全3巻が書籍化、ほかにもコミックエッセイの作画や、動物の生態を描いた創作漫画などを出版している。現在は恋愛漫画に転向し、本作「葵くんはムキムキ彼女を肯定したい」は2025年1月10日に第1巻が書籍化！今、話題の作品を描いている内野こめこさんに、本作の構想や作品に込めた思いについて話を聞いてみた。