自身の妊娠がきっかけで育児漫画などを描くようになったしゃけなかほい(@syake8989)さん。今回は、X(旧Twitter)に投稿されている中からエッセイ漫画「【ブラック企業】育児をしなかったであろう上司にイラッとした話」を紹介するとともに、著者のしゃけなかほいさんに育休中にタダ働きさせようとする上司についても伺った。

「育休中の母親は暇」という誤解が招いたトラブルとは!?

息子が10カ月頃、保育園が決まらず育休を延長していたしゃけなかほいさん。 ある日、会社の上司から私物のスマホに「週4日、数時間働いてほしい」という相談のメールが届いた。 さらにメッセージを読み進めると、「稼いだ分は育休手当から差し引かれる」との目を疑うような一文が記載があったのだという。これにはしゃけなかほいさんも思わず呆然。「実質タダ働きってどういうこと？」と疑問が湧いたそうだ。

「育休中は暇だと思われているんでしょうね」と語るしゃけなかほいさん。 上司にも子どもはいるそうだが、育児の経験がほとんどないようで、日中はどれほど子どものお世話で忙しいか想像もつかないのだろうと感じたそう。

最終的に「まとまった時間の確保が難しい」という理由で断ったが、上司から再び「1日2時間ではどうか」との提案が。これにも同様に断りの返答をした。「まずは相手の状況を確認するべきではないか」と思いつつも、時間がない状況を理解されないまま話が進むことに苛立ちを覚えたという。

作者が体験したこの話は、「育休中の母親は暇だ」という誤解と、育児への理解不足をよく表している出来事だ。コミカルなエッセイ漫画で日々の育児体験を共有する彼女のエピソードは、多くの共感を集めている。

取材協力：しゃけなかほい(@syake8989)