ある日、少年が不思議なピストルを拾った。木に向けて撃ってみると、光が出て、物がレコードに変わった。石、掃除機、突っ張り棒、さまざまな物をレコードに変化させ、音を聞くことができる。はじめは楽しいおもちゃだったのに「人間をレコードにしてみたら?」そんなネガティブな面が生まれて――。猪原秀陽( @inoharahideharu)さんの創作漫画『不思議なピストル』を紹介するとともに着想や制作秘話を聞いた。
ピストルで打つものがなんでもレコードに!?人間を打つだなんて冗談では済まされない!
なんでもレコードに変えられる、不思議なピストルが登場する世界観を思いついたきっかけについて、作者の猪原さんは「音楽を漫画で表現するときに『どんな曲かを言葉で具体的に説明せず、読者に想像させるような表現をしてみたい』と思ったのが始まりだった」と語る。