【ホラー漫画】通勤中、毎日の変わらない光景にふと現れる「異質なもの」の正体に愕然…!多摩川モチーフのちょっと奇妙なホラーが人気【作者インタビュー】
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いつもの車窓、多摩川にかかる陸橋を電車が通過したとき、川の中から一瞬だけ人の頭が見えたら…?zinbei(@zinbei_info)さんのホラー漫画「多摩川三篇」を紹介しよう。いずれも多摩川をテーマにした奇妙な話を描いている。
日ごろ利用する電車や何度も見ている風景に潜む「異常」を描く
毎日乗っている通勤電車。ふと外を見ると、多摩川のど真ん中に人の頭が…。短編ながらも、背筋がゾクリとするようなストーリー。本作を描いたきっかけについて、zinbeiさんは「知り合いの作家さんから、同人誌でホラー漫画『ホラーアンソロジー』のゲスト原稿の執筆にお誘いいただいたのがきっかけです」と話す。
本作は全部で三篇構成。それぞれの見どころを伺うと「一篇は、日ごろ利用する電車・何度も見ている風景に潜む『異常』を演出しました。二篇は、大きな河川には広大な雑木林がつきものですが、すぐそこの雑木林の中ですら何が行われているかもわからない『未知性』の雰囲気にこだわりました。三篇は、海、川、湖などの水面の様相は、いついかなるときも普遍的であるというところに着目し、日常世界と時間に置き去りにされた二人のキャラクターと、表情を変えずに流れ続ける多摩川という対比を強調しました」と教えてくれた。
本作以外の漫画も大注目されているzinbeiさん。読者に向けて「連載作品の執筆はもちろんのこと、商業・自主制作問わずこれからもおもしろい漫画制作に励んでまいります。読者のみなさまにはこれからも暖かく見守っていただけましたらうれしいです。これからもよろしくお願いいたします」とメッセージを寄せる。
取材協力:zinbei(@zinbei_info)
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