【実話】長年にわたる「イジメ」を耐え抜きゲームやアニメに出会って変わった漫画家のストーリー【作者に訊いた】
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ある日突然「発達障害グレーゾーン」の“特性”があると言われたら?「甘え」「怠慢」と疎まれる“生きづらさ”を描いた漫画をSNSで発表している漫画家・クロミツ(@kuromitsu1510)さん。社会的にもメンタル的にも常にギリギリを感じて生きるクロミツさんは、小・中学生のころから“異質な存在”として見られ、同級生から「イジリ」という名の「イジメ」を受けていたという。当時、同級生からの悪質なイジリに苦しむクロミツさんを絶望の淵から救ったのは、大好きなアニメやゲームだった――。
イジメている意識のないイジメ!塾の講師からも「ダメな子」と言われ
イジリという名のイジメを受けていた作者の「クロミツ」さんは、小学校の高学年から中学生の間に実際にイジメを受けていた。イジメの内容は「あだ名をつけられたり、ひどい時は暴力もありましたが、向こうはイジメという意識はなかったと思います。喧嘩が苦手で、やめてほしいという事も伝えることができなかったです。抵抗しても面白がられて終わってしまいます」と辛い過去を話してくれた。
クロミツさんは「中学卒業後はイジメはなくなったものの、トラウマが大きく人付き合いが上手くいきませんでした」と振り返り、当時は1人で過ごすことが多くあったようだ。そんな中、大好きなアニメやゲームに救われたという。
特に西川秀明先生の『Z MAN』という漫画を好きになった際に「バトルアクションや表現力が力強く圧倒される素敵な作品で、自分もこういった漫画が描いてみたいと思い人生の目標にしてきました」と自身を救った作品を教えてくれた。
クロミツさんは漫画との出会いを「世間的に内に籠っている趣味と思われているけれど、漫画は心を満たしたりイジメからの逃げ場になってくれたという所が当時の私にとっては救いでした」と話してくれた。
画像提供:クロミツ(@kuromitsu1510)
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