余命わずかな子どもたち「生きたい」と願ったら「不老不死に!?」そこで「大人になりたい」と願った顛末は?【作者に聞く】
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余命わずかな子どもたちが「生きたい」と願ったら、時の動かない空間に囚われた。その里は、子どものままの姿で生きる「神隠しのような場所」。不老不死の世界へ入り込んだうないは、ある子どもが「大人になりたい」と願っていることを知り…。今回は、ようら(@nw5dB8UL5z61936)さんが描くミステリー漫画「世迷子」を紹介するとともに、制作の経緯を聞く。
「まだ生きたかった」里に残るか外に出るか、どちらが幸せだったのかはわからない
歩いていると霧もやが出て、道に迷ってしまった、うない。霧を抜けた先、里の子どもに出会う。最年長である陣内は「ここには子どもしかいません。不死の身で年も取らない、痛みも感じない、空腹も感じない」という。
里に呼ばれた子どもたちは、病気を患っていたり、寿命がわずかなものもいた。陣内はずっと病気がちで床に臥せていた。何のために生きてきたのかわからなかったが、「生きたい」と願ったら、この里に呼び寄せられた。浄土のような場所で、頼られ、生きる喜びを知ったという。