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【共感の嵐】憧れ、劣等感、嫉妬…心の「強さ」と「弱さ」で葛藤する2人の女性の姿を描く【作者に聞く】

  • 観ていた映画で目を惹いた一人の役者。スクリーンの向こう側にいるはずの彼女は、実は同じ学校のクラスメイトで――。


    漫画家の東洋トタン(@To_Yo_Tutan)さんがTwitterに投稿した創作漫画「むこうがわのアリス」は、憧れの俳優であり同級生でもある少女との、出会いと別れを描いた作品だ。Twitterでは4000件を超える「いいね」とともに、読者から「好き」「女の子の強さに惹かれる」と好評を呼んだ本作。作者の東洋トタンさんに制作の舞台裏をインタビューした。


    「なんでも持ってる人間が偉そうに」憧れの裏にある嫉妬心が爆発


    「むこうがわのアリス」01 画像提供:東洋トタン(@To_Yo_Tutan)


    「むこうがわのアリス」02 画像提供:東洋トタン(@To_Yo_Tutan)


    「むこうがわのアリス」03 画像提供:東洋トタン(@To_Yo_Tutan)


    映画の中のある少女の演技に惹かれた高校生の「中山優子」。新学期、新しいクラスで隣の席になったのが、映画の中の俳優「アリス」こと「牧野花」だった。映画を愛する共通点を持った二人は、クラスメイトとして瞬く間に親しい友人同士になった。


    優子は、家では抑圧的な母にさいなまれ、スクリーンの向こう側で別人になり切る「アリス」の強さと、俳優というあり方に憧れを持つ反面、弱い自分に引け目を感じていた。

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