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視点の違いが恐ろしい…という話 画像提供:理系女ちゃん(@rikejo_chan)


理系大学・大学院の実情を描く理系女ちゃん(@rikejo_chan)の「先輩は綺麗な人だった」は、男性と女性2つの視点を描くことで「好意を寄せる側」と「寄せられる側」の認識の違いを描く。前半は先輩に恋する後輩の淡い恋心だが、後半で先輩の視点に変わるとその恋心は「恐怖」に変換されていく。一方的に好意を寄せられた先輩視点のラスト、あきらめられない呟きが波紋を呼び、Xで万バズの反響を集めている。


好意を寄せる側、寄せられる側、視点を変えてみると違いに驚愕!!


先輩は綺麗な人だった(2) 画像提供:理系女ちゃん(@rikejo_chan)


先輩は綺麗な人だった(3) 画像提供:理系女ちゃん(@rikejo_chan)


先輩は綺麗な人だった(4) 画像提供:理系女ちゃん(@rikejo_chan)


自分の感情だけで一方的に恋心を走らせてしまった後輩は、先輩の恐怖心に気づくことができなかった。「好意」を送る側と送られる側の温度差を描いた本作について、著者の理系女ちゃんに話を聞いた。


「理系」な話をコンセプトに描こうと思った理由について、著者の理系女ちゃんは「理系学生の割合は大学進学者のうち35%(令和2年度推計)で、そこから大学院へ進学したりアカデミアに残る人はもっと少なくなります。理系に対する解像度が少しでも高くなれば、もっと理系に興味を持つ人が増えたり、現在アカデミアが抱える課題を解決できるのではないか」と話してくれた。


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