盲目の人に世界はどう見えているのか?少女が見ていた景色が美しい…画家志望の少年と描いた絵に感動!!【作者に聞く】
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本作の主人公・林原ヒカルは、幼少期から絵画コンクールを総なめするほどの絵の天才だった…はずなのだが…。天才は成長とともに、ただの凡人になっていた!!
テクニックは精度を増していっているのに、絵画コンクールでは落選続き。絵の師匠からは「つまらん絵」「薄っぺらい絵」と言われ、破門を言い渡されそうになる。そんな彼が出会ったのが、盲目の少女だった。彼女は絵を習いたいのだという。自分が見ている世界を描いてみたいのだと――!
本作を描いたのは、高岸かも(@kamotakagishi)さん。「コンプティーク」(KADOKAWA)にて連載していた「魔王道」(全3巻発刊)や、「カドコミ」(KADOKAWA)での連載作品「悪役令嬢はやる気がない」(全1巻発刊)のコミカライズを担当。高岸かもさんに、本作についての構想や今後の作品について話を聞いてみた。
――この物語の構想を考えたきっかけについて教えてください。
「目の見えない人は世界をどう見ているのか」という本を読んだことが、この作品を描いたきっかけでした。その本を読む前と、読んだあとでは盲目の方の世界の捉え方への認識が変わり、その本を読むことで得た認識の変化を描いて伝えられたらいいなと考え、ストーリーを考えました。