宮部みゆきのホラー時代小説を漫画化!「俺のこと忘れたら許さねぇ」曼殊沙華が導く恐ろしくも美しいストーリー【漫画家に聞く】
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宮部みゆきさんのホラー時代小説を原作とし、宮本福助(@fukusuke_m)さんによって漫画化された「三島屋変調百物語」。ある出来事から叔父夫婦が営む江戸で人気の袋物屋・三島屋で暮らすことになった少女・おちかが、三島屋を訪れる人々の不思議話で少しずつ心を開いていく様子が描かれ、原作ファンのみならず人気を集めている。今回、本作を描く宮本福助さんにインタビューを敢行。制作の裏話などを伺った。
時代小説を漫画化するにあたっての苦労や創意工夫とは?
当時、自身の漫画に対して悩みや迷いがあり「ドツボにはまっていた時期があった」と話す漫画家の宮本福助さん。宮部みゆきさんのコミカライズ版を担当することになったとき、最初は原作がこんなにおもしろいのだから「まんま描けばいいんじゃないの?」と単純に思っていたのだという。しかしいざ蓋を開けてみれば、物語の前編だけでネームが軽く100ページを超えてしまうという結果に…。宮本さんは「そこからは担当さんといかに漫画用にメリハリをつけるか、どこを削りどこを大きく見せるかなどをひたすらネーム調整していた」と原作が面白すぎるが故の苦労を明かしてくれた。