「妻の忠告は聞かないけど、外部の意見は聞く夫に溜息…」妻の言葉が耳に入らない夫にモヤモヤが止まらない【漫画家に聞く】
-
同僚から聞いた洗濯の知識を「やってみてよ」と妻に語る夫。けれど、それは当の妻が何度となく夫に伝えてきたことで……。
「はんなりギロリの頼子さん」「閃光少女」などの作品で知られる漫画家・あさのゆきこ(@YUKIKOASANO)さんが、自身のXに「私が100回言っても聞かないのに他人が言うと一発」というコメントとともに投稿した創作漫画「聞いてないの正体」は、妻に歩み寄ろうとする夫の言動が、反対に妻の話を聞いていないことを浮き彫りにするという一幕を描いた作品だ。
X(旧:Twitter)への投稿時、読者から「すっっっごい共感しました」「無茶苦茶わかります」と多くの共感を集めた同作。あさのさんがコミックゼノン(コアミックス)で連載していた「お母さんの正体 ハルカママの言えない本音」の第2話にあたるエピソードで、同作では母であり妻であるハルカママの言葉にこめられた本音と、それを受け止められない夫の日々の噛み合わないやり取りをさまざまな場面から切り取っている。作者のあさのゆきこさんに、作品の成り立ちやリアルなすれ違いのアイデアについて話を聞いた。