今年の7月に東京ソラマチ(R)にオープンした「ぐるぐるしゃかしゃか」では、自分の好みに合わせたオリジナルブレンドの塩を作ることができる。「塩をまぜる店」がコンセプトの塩専門店とはいったいどのようなお店なのだろうか？

「ぐるぐるしゃかしゃか」の一番の目玉は、スタッフとコミュニケーションを取りながら、600種類にもおよぶソルトコーディネーター青山志穂さんが監修したレシピのなかから、自分にぴったりの塩のレシピを決めることができるワークショップだ。

カウンターコーナーで、まず青い寒天とともに5つの塩を食べ比べ、好きな味の方向性を見つけていく。同じ塩といっても、甘味、旨味、酸味、塩味、苦味に特化するようにブレンドされたそれぞれの塩は、食べる人によって大きく好き嫌いが分かれる。一緒に提供される京都・宝泉堂の黒豆茶でお口直しをしながら、好きな味を探していこう。

好きな味の塩がわかると、スタッフとのコミュニケーションを通してさらに「あなたにとっての」万能塩に近づけていく。好みの味の塩をベースに、ガリガリやサラサラといった「食感」を変える。牛肉や魚や野菜などの「食材」に寄せた塩に調整する。見た目の「色」を変えてかわいらしくする。あるいは旨味や甘味を強くして「味」を整える。などといった感じで、いくつかの調整した塩を味見し、そのなかから自分との相性がぴったりのレシピへと絞り込んでいくのだ。