【働き方改革の矛盾】フレックスタイム制の運用に驚き!制度活用を拒まれた体験談と事前申請が必要な職場の実態とは【作者に聞いた】
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自身の妊娠がきっかけで育児などの漫画を描くようになったしゃけなかほい(@syake8989)さん。過去にブラック企業で働いたことがあり、その経験を漫画でコミカルに表現している。今回は、X(元Twitter)にて投稿されている中から、エッセイ漫画「【ブラック企業の日常22】限界OLはフレックスが使いたい!が…」を紹介するとともに、著者に職場でフレックスを使う際に許可が必要な点についても聞いた。
用事がなくて早く帰るのはダメ!?フレックスタイムを使うには事前申請が必要なことに驚愕
本作は、作者のしゃけなかほいさんの実体験である。
しゃけなかほいさんは、勤務先の会社にフレックスタイム制が導入されたことを喜んでいた。ある日、最近残業が多いと感じ、フレックスタイム制を使って早く帰ろうと決心し、定時の1時間前に所属長に挨拶をして帰ることにする。しかし、所属長は急に焦り、「事業部長に確認する」と席を離れる。暫くして戻ってきた所属長に「今日何か用事ある?」と聞かれ、特にないことを伝えると、用事がなくて早く帰るのはダメであり、フレックスも事前に申請して許可をもらう必要があることを知らされる。フレックスタイム制の運用実態に驚いたしゃけなかほいさん。その日は定時までネットサーフィンをして過ごす。
職場でフレックスを使う際に許可が必要な点について、しゃけなかほいさんは「この会社ではフレックスが勤務体制なので、『申請は不要なのでは?』と思いました。働き方改革などで会社もいろいろと変えていくような風潮ですが、形だけにも程があると思います…。」と語ってくれた。
この出来事は、働き方改革の実態が形だけである問題を浮き彫りにしており、フレックス制が形骸化していることを感じる。このような実体験は、多くの読者に共感を呼び起こし、その実態を明らかにすることで深い印象を与える。ぜひ、一度読んでみてほしい。
取材協力:しゃけなかほい(@syake8989)
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