小芝風花、今後挑戦したいのは「思いっきりダークな悪役」。オファーを受け大興奮した“ローハンの戦い”では王女ヘラ役
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J・R・R・トールキンの名作小説をピーター・ジャクソン監督が実写映画化し、大ヒットを記録したファンタジー大作「ロード・オブ・ザ・リング」。シリーズ3部作の前日譚を描いた長編アニメーションの本作で、王国の運命を託される主人公の王女ヘラを演じたのは、今回が長編アニメーション映画声優初挑戦となる小芝風花さん。声だけのお芝居で意識したことや演じた役柄について、さらにお芝居と向き合い続ける中で感じた変化を語ってもらった。
民を守るために戦うヘラを演じて「人から頼られるかっこいい女性に憧れます」
――実写映画「ロード・オブ・ザ・リング」三部作を鑑賞された際は、どんな感想を持ちましたか?
【小芝風花】1作目は20年以上も前の作品ですが、ものすごく壮大で、原作の世界観を見事に再現していたので衝撃を受けたのを覚えています。もちろん、そのあとに公開された2作も同様で、毎回感動していました。
ただ、美しいエルフの女神でさえもあの指輪に振り回されてしまうので、“欲望って怖いな…”と思った記憶があります。もしも自分があの指輪を見つけてしまったらどうなるんだろうと考えましたし、ファンタジー作品なのにリアリティを感じるところもすごいなと思いました。