【父親のDV】洗濯しなかったら叩かれた!「自分が至らないと叱られる」人の顔色を伺うようになった子どもが結婚して夫にDVを受ける連鎖【作者に聞く】
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心理カウンセラー白目みさえ先生のもとに訪れたのは夫からDVを受け、シェルターに避難した親子。現在は、実家に戻って暮らしているが、娘は学校で話さず緘黙の状態(=かんもく。学校や職場など特定の場所や状況で話せなくなってしまう)が続いているという。今回は、DV被害の親子を描く白目みさえさんの「白目むきながら心理カウンセラーやってます 親子カウンセリング編」を紹介するとともに話を聞いた。※この記事はセンシティブな内容を含みます。ご了承のうえ、お読みください。
母親は幼少期から父親のDVにあっていた。そのせいで「私のせい」という自責の念が強かった
依頼人の四谷まことさんは子どものころ、100点の答案を父親に見せようとした。すると、「お前が洗濯しなかったから、着ていくものがない!」と、突然父親にぶたれた。「褒められる」と思って帰った瞬間の出来事で、何のことだかわからず、しばらくたって「洗濯しなかったこと」を責められていると気づく。そんな幼少期を過ごしてきたまことさんは周囲の顔色を伺いながら、うまく立ち回るクセがついていた。