コーヒーで旅する日本/四国編|多彩なペアリングで個性を発揮。「COPOLI DOUGHNUTS」が考えるコーヒーとドーナツのいい関係
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全国的に盛り上がりを見せるコーヒーシーン。飲食店という枠を超え、さまざまなライフスタイルやカルチャーと溶け合っている。瀬戸内海を挟んで、4つの県が独自のカラーを競う四国は、県ごとの喫茶文化にも個性を発揮。気鋭のロースターやバリスタが、各地で新たなコーヒーカルチャーを生み出している。そんな四国で注目のショップを紹介する当連載。店主や店長たちが推す店へと数珠つなぎで回を重ねていく。
四国編の第20回は、香川県高松市の「COPOLI DOUGHNUTS」。12年前のオープン以来、厳選素材を活かした優しい味わいの手作りドーナツと自家焙煎のコーヒーの取り合わせで、地元の厚い支持を得る人気店だ。「ドーナツに合う、コーヒーの組み合わせを常に考えています」という店主の魚岸さんは、開店後に焙煎に着手し、2016年にカフェスペースを併設したのを機に、本格的にロースターとして始動。近年は、コーヒー部門として「JEFFERSON COFFEE」のブランドを掲げ、ロースターの勉強会や競技会にも参加するなど活動の幅を広げている。今も進化を続けるコーヒーとドーナツの新たなペアリングで、個性を発揮するユニークな一軒の足跡をうかがった。