「自分みたいなウンコが期待するな」カーストが違いすぎて人気者の女子と話せない陰キャ男子が実はカッコイイ【作者に聞く】
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初めて描いた創作漫画「陰キャ王子と高嶺の華子さん」が“pixivコミック編集員のオススメ”に抜粋されたり、“今週の注目漫画16選”に選出された杉岡ケイ(@kei_sugioka)さん。現在は、一般企業で働くかたわら、先述した漫画作品が某出版社の編集者の目に止まり担当編集がついて、創作活動を続けている。そんな杉岡さんの漫画家人生のドアを開けた運命作「陰キャ王子と高嶺の華子さん」を紹介する。
「自分みたいなウンコが期待するな」と言い聞かせる陰気な男子
人に愛される人間、誰からも愛されない陰気な人間、世の中は2種類の人間がいる。高校の席替えで陽気な高嶺華子と陰気な陰木王子の2人が隣同士になる。カーストの違いに怯える陰木王子だったが、高嶺華子は何かの話しかけ関わりを持とうとしている。
本作は作者が人生ではじめて描いた創作漫画だといい「今振り返ると記念受験のように応募したのを覚えています。しかしこれが人生のターニングポイントとなりました。そんな作品なのでとても大切にしています」と思い入れを語ってくれた。
さらに「そもそもその頃に仲良くしていた知人が30歳を超えて漫画家デビューしたんです。そのことに衝撃を受け、当時育児休業中だった私もこの機会に創作漫画を書いてみようと思ったんです」と明かし、そこから2週間ほどで出来上がったのが本作だという。
実際に描いてみると漫画の描き方が分らず、作画をしながら進めていったという杉岡ケイさん。この作品では賞をもらうことはなかったものの、今の担当者さんから連絡を受けるきっかけになったようだ。
素人の作品なんて読まないだろうと思っていたが、SNSに投稿してみると読者からの反応も良く、pixivコミック編集員のオススメや、今週の注目漫画16選にも選出され「ビギナーズラック?すごい」と驚いたという。
2人の魅力的なキャラクターに注目しながら「陰キャ王子と高嶺の華子さん」をぜひ一度読んでみてほしい。
取材協力:杉岡ケイ(@kei_sugioka)
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